あの朝へ〈現在地フリーター〉

フリーター1年目(25歳、女性)による日記。

“今”にしかできない。


何を書こうかな···


あ。真面目腐ったことを書いてもしょうもないんだなぁと思えた。

私は変わっていく。
常に今に生きてる。

今確かに何かの答えをみつけたと確信できても、一睡すると変わっていたりする。
私はそんないい加減な人なんだなぁと知った。




···今日はとても心穏やかだ。

ちゃんと呼吸ができる。

こんな日が続けばいいのに······きっといつものように、続かないんだろうな。

だから私は今に生きるしかない。

この安らぎを、苦悩の時に消してしまわないように。

確かな存在を、全身をつかって、恐れずに感じておこう。



ニートの現実逃避、一人暮らしがしたい。

一人暮らしをしてみせる。

それが今の目標。


とは言っても、まともに働けるか不安だから、短期の仕事を探してる。

人に慣れなくては。
ちょっと、ニートしている間に空気の読み方とか、ズレてるような感じがしてる。


体力つけて、お金を貯める。断捨離もする。

そして一人暮らし。


······最近こんなこと思えるようになって、調子が良くて、良くない。

地に足がついてないような気がする。

···なんだろう······これは実現可能なのだろうか?
世間知らずなニートの、ズレた社会観での考えでしかないのかもしれない。

こんな私が社会で生きられると思うなんて、甘いのかもしれない。

···それとも、そう思うのが現実逃避なのか···。

ニートが働こうと思うのは現実逃避?ん?



···ま、どうでもいいや。

今のままは嫌。
それだけはわかる。

それだけわかれば、一人暮らしのために頑張れる。たぶん。
頑張ろう。



この通り、調子がいい。
スッと前向きになれる。

なんか怖い。



ニートに「仕事しろ」とか言うな

父親に「仕事しろ」と言われて、したくなくなった。

もう、へにゃへにゃにやる気をなくした。

1人暮らしに向けて、どうしよう、こうしよう、とやれていたのに、あぁ···もう嫌だ······。




···まったく。
私はマヌケなのか?

この家出ていくと決めたんだから、親の言葉なんか聞かなくていいのに、もろダメージ食らってどうする。

反抗しなさい。
シカトしなさい。

どうしてこうも、やすやすとやる気をくじかれてしまうんだ。マヌケか。


私は、父親の言うことを聞いてはいけないんだ。
今まで諦めて、言う事聞いて勉強してきて、何もいいことなんてなかった。

見事、自主性を養うことができずにニートになった。


人生はつまらないし、死ぬよりも苦しいから、生きていたくないとか思っているのだって、自分が楽しめることをやれなかったせいだ。

ちゃんと、自分の人生を生きなきゃいけなかった。
親の操り人形になってちゃいけない。


こんな過ち、繰り返すのはやめよう。


父親と言ったって、ただのオッサンじゃないか。
もし暴力ふるわれても、やり返すことができるし、逃げることだってできる。

子どもだった時とは違うんだ。


きっと大丈夫。




···よし。また、がんばってみる。



なかなか捨てられないけど、売ることはできた

メルカリに登録して、出品したら売れて、慣れない社交辞令を文章にしながら、取引を終えた。

売れた日は、どういうわけか自然とニヤケ顔になって、なかなか眠れなかった。
人と関われたことは嬉しいし、お店屋さんごっこは楽しい。

なんてことないはずなのに、人は優しいものなんだと感じた。私の中にある人とは違ってて、新鮮だった。
ここ3年、家族以外の人と話しもメールもしてなかったからだろうか。

殻にこもっていたのかな。


それにしても、この部屋にあった物が、遠い知らない所へ行ったなんて、おもしろい。
私が一生の内に、一度も行くことのない所へ行ったんだから。

あっけなかった。


···少し、虚しかった。

私よりも先に、この家を出ていった。

なんだか自由に動けるはずの私の方が、不自由に感じる。
···人間は送料いくらで送れるんだろうとか思う。

もちろん、自分の足で歩けばいいのはわかってる。
この体は、私が自由に動かせるはずなんだから。


···どうして私はそう思えないんだろう。
臆病だからかな···感情に負けてしまうからかな···支え合える人がいないからかな···。

そりゃどーしようもないなー。


とりあえず、荷物を片付けるよ。
今のこの状況を、どうにかしたい。

捨てられるようになりたい

私はなかなか物を捨てられない。
それでも、捨てられるようになりたいと前々から思ってる。


ある時、なんとなく、捨てられる気がした。
もう捨てても大丈夫だと思った。

そう思えたことが、嬉しかった。
安定してきたんだと思ったから。


けれど、捨てられなかった。

もうずっと開けていなかった段ボール箱の中身を、ゴミ袋に入れてみたけど、駄目だった。
どうしても心に虚しさが広がる。
死ぬために捨てているような気持ちだった。

きっとこの心を無視して捨て続ければ、片付けられない気持ちが積み上がる。
やり直そう、と思った。


けれど、これじゃいつになっても片付けられないままだ、とか、使ってないんだから捨てろとか、自分を責め立てる気持ちが、やり直しを拒んでいた。

そして結局、いつものように放置することになった。

捨てられると思ってやり始めたのに、捨てられなかった。



やっぱりこうなる。
もう、捨てられないままでもいいか。

いやでも、そうは思っても、私は捨てたいと思ってる。
どっちがいいだろう。
どっちが私の本心だろう。



···私はどうしてか“捨てられる”と思った。
心に、余裕ができたからだ。
それは柔軟に捨てることに向き合えるような···

···捨てる方法を見つけられそうだ、と、そういう気持ちだった。

そうだ。
物を捨てられないのではなかった。
捨て慣れてないだけだ。

よし、歩き方はわかった。
けれど、道がない。

私はそういう時間のかかることを、今まで、あまりやってこなかったんだと思う。
大事なときに、闘えなかった。
自分のために、何かを積み重ねようとできなかった。


···どうしようか。
もうニート4年目になる。

···私はまた逃げているのかもしれない。
どうにか働かなくちゃいけないのに。

でも···今やらないといけないような気がする。
今捨てられるようにならなきゃ、この先どんどん捨てられないものが増えてしまう。

これが逃げていることでも、立ち止まっていないなら、いいのかもしれない。
今の死んでいるような私よりは、何か良くなるかもしれない。




意味のないブログ


今まで、なんとなくな文章を書くことができなかった。
何か意味がないといけないように思ってた。


続けたいのに、続かなくなってしまう。

私はまだニート
書かないといけないことがあるのを分かっていても、なかなか書けなかった。私には解決しないといけない問題ばかりある。

そうして書きかけのブログが、たまってしまった。何も解決しないから、そのままにしてる。



なんのために書いているのか、確かな1つの理由があるわけではないのに。
ただ、なんとなく思うことを、その時々で違っていてもいいから、書き続けられればいいな、と今は思う。


目をつけてたブログが更新されなくなるのは、少しさみしいし。



これが今年初めてのブログ。
もう23日だ。がんばるね。

親に偽ろうとした私の、怒りの先にあるもの

父親に「いつも部屋で何してるんだ」と言われた。

一瞬のうちに、どう言おうか設定を考える。
働くことに前向きな姿勢を印象付けられる“勉強”というキーワードや、死にたいなんて思っていることを感じさせない、遊びである“ゲーム”が浮かぶ。

ここで重要なのは、嘘だとバレない程度にすること。いつもの自分とかけ離れていれば、興味を持たれて次の質問をされる。

無難で“私”らしい回答をしなければならない。

その“私”という奴は、親に逆らわない、自主性のない娘。それができれば、「へー」程度で終わる。

しかし今の私の状況は良くない。
3年目のニートだ。

何を言っても深入りされる気がして、悩んでいる間に時は過ぎ、結局私は何も言えなかった。

二度訊かれたが、親はそれ以上何も言わなかった。




心の中がモヤモヤした。

それは一人になるとイライラに変わって、
「鬱陶しいっつーの!」
と自分の太ももを叩くことになった。

親は私を、把握しておかなければならない子どもとして見ていて、一人の人間だということをわかってない。いつまでもガキ扱いしやがる。

そうして怒りを積み重ねる。

相手へ、
“私への扱い方を変えてほしい”
と利己的な押しつけをする。

そんな自己中心的な考えに気づいたときには、私の心は怒りで染められていた。

私が望む、幸福や思いやりの空気は、日常から消えていた。

何をしてるんだ、と自分を律した。
けれども、なかなか、怒りは消えなかった。

このまま毎日を怒りに満ちたものにはしたくないのに、私は父親を許せない。

認めるわけにはいかない。



···それが私の、正しさ。

今の私としての、譲れないこと。


少し視界が広がった。
私は怒りで、私らしさを守っていたんだ。

それなら、怒りでなくたっていい。
はっきりと言ってやればいい。
何をしていたかの事実ではなく、“言いたくない”という本音を、言えばいい。

相手が親だからといって、いつまでも、まごまごしてることはない。

あの父親が何を言い返してくるかなんて知れてることだけれど、自分を突き通せば、はっきりとわかるはずだ。

あの親に失望している自分に。

そうなったら切り捨てよう。
両親の離婚を望んでいた私だもの。ずっと前からわかってたはず。

この家は、出て行かなくちゃいけない。
帰る場所を持たずに、出て行かなくちゃいけない。



自分を犠牲にしてまで平穏を望む私だけれど、
そうしている私は、幸福ではないもの。